2015年3月29日ついに古民家ひるねこを
関係者、島の方、他の島の方たちにお披露目することができました。
2014年9月も、10月も、11月も、年が明けても、
毎月通った日々がひとつの形としてできあがりました。
その日は、朝から茂浦の平井さんや保さん、山本さんが
旗をあげてくださり
(朝起きたときにはもうあがっていて、手伝えなかった)
晴れ渡る青空のもと、なんとも華やいで賑やかな雰囲気になりました。
島の方手作りの、「ひるねこ」表札。
小手島の自治会長、岡田さんからお花が届いていました。
讃岐広島と小手島、手島の3島は、同じ丸亀市広島町。
春、夏には、小手島は源平桃の花が瀬戸内海をのぞむ
丘の斜面に咲き誇り、
手島は真夏に瀬戸内海をバックに
一面のひまわり畑が絨緞のように広がる。
それぞれに、美しい島のシーンがあります。
これからも3島はもちろん、他の島とも仲良くしていただいて、
一緒に面白いことしたいな〜と、思っています!
手島や小手島、四国から、他の島からと
たくさんの方がいらっしゃって、その前で
斉藤潤さんと私も、ひと言(これが長くなったけれど)
お話させていただきました。
私は感極まって、途中から涙涙で話してしまい、
でもふと下を見たら、去年から島に何度か来てくれている
ゆきちゃんが号泣していた。
「え、なぜユーがなく!?」と笑いが起きて、
こちらの涙はいったん引っ込んでしまった。笑
とにかく、親子ほど歳の離れ、まして東京ー瀬戸内海の島という
離れた距離のある人たちが一緒になって、自分たちの夢にむかって
何かを達成することは、感慨深いものがありました。
スピーチをしながら、みなさんの顔を見ていたら
この1年間で出会った方ばかり。
見知らぬ女子に、常にあたたかく、耳を貸してくださった。
ある時は、島の人たちと喧嘩もして、もう来たくないとも思った。仕事ではないからこそ。
いま、達成の過程に、なみなみならぬ感謝の気持ちが募り
どうお返ししていいのか分からなくなるほど。
茂浦のみなさんで作ってくださったお料理を
バイキング形式にして、ひるねこでランチをしてもらいました。
茂浦の竹細工名人、山本のりさんが作った
竹のテーブル&椅子セットがいい感じです。
ここで、朝食や夕飯を食べるのも、粋ですよ〜。
ゆきちゃんと、旦那のラジは配膳係をしてくれました。
島では、誰ともなく、自分で役割を決めて
ちゃかちゃかと動いている。
フィジー人のラジは、「故郷を思い出す」と言っていました。
フィジーも多島の国です。島の人たちは、とても優しいと言います。
ちなみに、28日は、「さぬき瀬戸塾」のみなさんが
いらしてくださいました。
香川の10島ほどから主要な人たちが集まって、なんだかすごい。
お披露目会の日、私が船舶免許を取った、合田マリンのご夫妻もいらしてくれて
赤と白ワインもいただきました。
ありがとうございます。
「なんだか今日は人が多いにゃあ」
ひるねこの周りには、たくさんのネコが暮らしています。
島は年間さまざまな行事があって、いつ来ても楽しい。
春夏秋冬、島の装いかわります。
お披露目会の日を今でも懐かしく思います。
あっという間だったけれど、とても濃い日々。
「ひるねこ」の運営は、島の人にすべて委ねました。
はじめから、一ミリもお金のために動いていなかったので、
いまさらお金をもらうつもりもありません。
ただ、夢と希望をもって、勇気を出すこと。
そうすれば、何歳になっても挑戦はできるのかも。
そんなことを日々教えてもらっています。
さて、いよいよ「ひるねこ」の旅館申請をしなくてはなりません。
素泊まり宿にするつもりです。