10月2日(土)、週末島旅オンラインイベントの第1回目、伊豆大島編が無事に終了いたしました。
ご参加の皆さま、そして先生方、ありがとうございました!
週末土曜日の夜、伊豆大島を学び、日本の島を身近に感じるひとときをご一緒できましたこと、とても嬉しく思います。
たくさんの方々にご参加いただき、感謝感謝です!
お申し込みの方で当日見逃してしまった方は、アーカイブ配信お知らせメールをご確認ください。10月11日(月) 23:59まで何度でもご覧いただけます。
さて、この週末島旅学校という企画は、2019年11月に香川県の讃岐広島(さぬきひろしま)で開催した日帰りイベントからスタートしました。
「学校は島、先生は島の人」
島の人との交流を通して島を知り、島の生きる力や生活の知恵を学んで役立ててもらいたい。何が起こるかわからない忙しない日常から少し離れて、のどかで心あたたまる島時間を過ごしてもらいたい…
しかしながら昨今の状況で現地での交流や島旅イベントが叶わなくなってしまいました。
そこで、「島を知ってもらう機会をなくしたくない、自分が離島を旅して現地と交流するようになって、いかに日本の島が魅力と可能性に溢れているかを知った。何かしらの形で島の魅力を届けられる方法はないか」
という想いで、週末島旅学校をオンラインで開催することにしました。
企画や構想を練ること約10ヶ月。
第1回目の舞台は東京の島、「伊豆大島」。
伊豆大島を愛する4名の先生方をお迎えしました。
(左上より時計回りに)
・千葉 努先生(バッチ先生)
・ナビゲーター 小林 希
・伊藤 奨先生(いと〜まん先生)
・神田 遼先生(かんちゃん先生)
・特別ゲスト 野村 智弓先生(第65代ミス大島)
伊豆大島の歴史や見どころ、まもなくスタートするシェアハウス立ち上げのお話、島でのおすすめの過ごし方などなど、伊豆大島の魅力をたっぷり伝えてくださいました。
▼時間割▼
・大島の大自然をドローン映像の動画でご紹介
・希さんによる伊豆大島旅の模様
・バッチ先生による大島の自然、文化、食の紹介
・かんちゃん先生、いと〜まん先生によるシェアハウス「クエストハウス」立ち上げまでのお話と、島付き合いのお話
・第65代ミス大島・野村智弓先生による伊豆大島の魅力
・オススメの過ごし方
・伊豆大島クイズ!
・本日学んだことのまとめ
まず、大島の大自然をドローン映像の動画でご紹介。
動画に合わせて希さんがナビゲートしました。
上から見た伊豆大島の大自然も美しすぎて、すぐに伊豆大島へ行きたくなります…
次に、伊豆大島を何度も旅した希さんより、旅の模様をご紹介。
三原山や裏砂漠で大自然を感じたエピソードや、椿花ガーデンでのおすすめ体験は、どこへ行こうか迷っている方にもとても嬉しい旅情報。
希さんは絞りたての椿油を使って、大島名産の椿や明日葉を揚げてみたという驚きの体験をご紹介。
宿のキッチンをお借りして、このような島でしかできない体験も素敵な思い出になりそうですね。
そしていよいよ先生方が登場。
まずはバッチ先生より島の歴史や食文化をご紹介いただきました。
「もう何年も住んでいるけれど火山島ならでは雄大な景観は、いまだに感動することが多い」とのこと!
伊豆大島の地形や気候など島の特徴を学んだあと、島の暮らしを支えた「あんこさん」の伝統を学びました。
火山島ゆえに水の苦労が絶えなかった伊豆大島の暮らしを支えるため、朝・夕と井戸へ水を汲みに行っていたそうです。
あんこさんの特徴的なスタイルは、島の地形を活かして発案されたものと知り、これも島で生きる人の知恵だと感じます。
大島らしさの象徴ともいえるあんこさん。この貴重な文化を残し次の世代へ繋げるため、「伊豆大島アンコ文化保存会」さんが中心となって活動されております。
(ちなみにアンケートでは、「あんこさんの歴史をもっと聞きたかった!」という声もありました!伊豆大島独特の文化にみんな興味津々です。)
また、みんなが気になるグルメ・食文化のお話では、”島寿司(べっこう)”や、”くさや”について学びました。
食にもやはり島の個性と暮らしの知恵が生かされています。
伊豆諸島を誇る奇跡の伝統食 ”くさや”は未知の世界ですが、炭火の焼き立てがたまらなく美味しいとのことなので、ちょっと食べてみたい…!
次は、島内の新しい動きとして、空き家再生への取組みについて。
主に20代30代が中心となって活発に取り組んでおり、バッチ先生ご自身も今後にワクワクしているのだとか!
今回はその活動の中から、かんちゃん先生・いと〜まん先生による、築約60年の古民家を再活用したシェアハウス「クエストハウス」立ち上げまでのお話をうかがいました。
10月1日にオープンしたばかりです!
「わくわくすることが大好き!」が共通項という陽気なスタッフさんたちですが、立ち上げまでは一筋縄ではいきませんでした。
空き家問題やメンバー集めの苦悩、また、移住してきたことから、大家さんやご近所さんとのお付きあいで、ハッとさせられることも少なくなかったそうです。
「なんでこの島に来たの?」「経営は成り立つの?」と心配され、何度も話し合いをして、やっと活動スタート。
かんちゃん先生が「島で新しいことを始めるには、地域に溶け込むことが大切」とおっしゃっていたことが印象的でした。
これから移住を考えている方にも学びがあったのではないでしょうか。
また、DIYでは手が足りず、SNSなどでサポートを呼びかけたところ、地域の方々や旅で来島している方が集まって助けてくださったそうです。
人との繋がりで完成できたというあたたかなエピソードも、島ならではの優しさを感じました。
今後は地域の人との繋がりを生かしたイベントも計画しているそうです。こちらも楽しみですね!
さて、特別ゲスト・第65代ミス大島の野村先生には、生まれ育った伊豆大島の魅力やオススメの過ごし方をうかがいました。
火山島ならではの特徴的な景観が魅力で、オススメの過ごし方はトレッキング!島のシンボルである三原山や裏砂漠はトレッキングに最適で、そのあとは温泉で疲れを癒すコースがおすすめとのことです。
数ある魅力の中から選ぶのは大変だったと思いますが、伊豆大島で温泉という発想がなかったので、トレッキングの後の温泉には目から鱗でした!
いと〜まん先生からは、一人旅ならではの楽しみ方を教えていただきました。
まずはSNSでおもしろそうなゲストハウスやコミュニティを見つけて、そこのスタッフさんやオーナーさんと交流し、情報交換すること。
時間にゆとりを持って行けばいろいろなお話が聞けるので、そこからどこへ行くか旅を組み立てるのもオススメとのことです。
ゲストハウスのオーナーさんならではの、おもしろい観点ですね〜!
たしかに島のことは島の人が一番知っているから、ガイドブックには載らないリアルな交流ができますよね。
島の人の交流を楽しんだり、美しい景色や大自然をめぐりながら、それぞれの時間を楽しみたいですね。
さて、先生方による授業のあとは、もっと伊豆大島を知っていただくためのクイズコーナーへ。
島の歴史を題材にしたクイズを3問出題。
Zoomの投票機能を使って参加者の皆さまから直接回答いただける参加型のクイズコーナーでした。
バッチ先生による解説もあり、より学びを深めることもできました。
そして最後に、授業をしっかり持ち帰っていただくため、希さんによる「本日のまとめ」。
自然、知恵、行動、繋がり、と本日の大切なポイントを絞って皆さんとおさらいしました。
もう全員、伊豆大島のトリコです。
次に旅するなら「伊豆大島!」「もう一度、伊豆大島!!」。
いや〜、あらためて当日の動画を見返して、本当におもしろくて学びが深い授業だったと感じます。
これも先生方あってこそ!
伊豆大島愛もたくさん伝わってきて、とても心あたたまる授業でした。
アンケートからも伊豆大島に今すぐ行きたくなった方、多数!
今までにない面白いオンラインイベントだった、本土や海外のイベントと違ってこのような企画はとても嬉しいetc..とのご感想もいただき、時間をかけても開催できてよかったなぁと感謝の気持ちでいっぱいです。
最後に、伊豆大島や先生方に関するWebサイトを貼っておきますので、ぜひ覗いてみてくださいね!
それでは、次回11月6日(土)、第2回「新島(にいじま)編」(東京都)にて、お会いしましょう〜!(詳細・お申し込み開始はこれからです)
ご一読、ありがとうございました。
▼先生方のプロフィールはこちらより
https://weekend-islandtrip-event1.peatix.com/view
▼伊豆大島の楽しみ方発見サイト「伊豆大島ナビ」
https://oshima-navi.com/
▼クエストハウス
https://izuooshima.questhouse.atislands.com/
▼農産物直売所「ぶらっとハウス」
https://oshima-navi.com/buratto/index.html