産経新聞で隔週金曜日・生活面で連載中の「島を歩く、日本を見る」
連載第11回目は、新潟県・佐渡島です。
日本海に浮かぶ大きな島、佐渡島。(面積は東京23区の約1.5倍…!)
国際保護鳥に指定されている朱鷺(トキ)が暮らす島であり、離島とは思えないほどの鮮やかな田風景が広がっています。
農海産物に恵まれた佐渡には、味わい尽くしたい食べ物や見どころもありますが、是非とも出合っていただきたいのが、新潟県の鳥でもある朱鷺です。
7、8月から1月頃の非繁殖期に出合うと、白い体の中から、ほんわかとしたピンク色(朱鷺色)の羽をのぞかせます。赤いくちばしとの色彩がなんとも妖艶で、田園に佇んだり羽を広げて舞っている姿がなんとも愛らしく、ずっと見守っていたくなります。
朱鷺にはニッポニアニッポンという学名がついており、いかにも日本の鳥という感じがします。しかし絶滅が危ぶまれた朱鷺の繁殖の歴史を遡ること約40年、飼育員さんの手で大切に守られながら成長を遂げている歩みに、朱鷺の生命力と島民の郷土愛を感じずにはいられません。
現在は自然界へ帰すための野生復帰の推進事業も行われています。島内にある佐渡トキ保護センターの野生復帰ステーションにも是非行ってみてください。
東京と新潟を結ぶ上越新幹線の名前にもなっている「とき」。
来年の今頃はとき号に乗って、佐渡へお出かけいただけたら嬉しいです。
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/Officeひるねこスタッフ
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隔週金曜日の掲載です。次回は9/4(金)どうぞよろしくお願いいたします。
⬛︎バックナンバー
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第1回 「瀬戸内海の手島(香川・丸亀市) おじいさんたちと、向日葵」
第2回 「最西端で「国境」感じる与那国島(沖縄・与那国町)」
第3回 「野生のイルカに魅せられて 御蔵島(東京・御蔵島村)」
第4回 「神々しきワンダーランドへ 奄美大島(鹿児島県奄美市など)
第7回「田代島 ネコとともに震災乗り越え」
第8回「誇りを胸に「城砦」を仰ぐ 隠岐諸島」
第9回「地図から消されてた毒ガスのとりで(広島県竹原市 大久野島)」